三重大学伊賀研究拠点      

2015年7月22日

伊賀地域の情報交流カフェ


 722日(水)、ゆめテクノ伊賀のテクノホールにて第3回目の「IGA地域情報交流カフェ」が開催されました。この交流

カフェは、伊賀地域内の中小事業者、創業・起業者に地域情報、経営、財務等のタイムリーな話題提供と、お集まり下さい

ました関係業者の交流促進も目指した企画で、ゆめテクノ伊賀の川アIM(インキュベーションマネージャー)が進めてきま

した。昨年9月に第1回目を、今年の2月に第2回目を開催し、3回目をむかえた本カフェは産側33名官学側22名の参加で回

を重ねる事に充実してきました。公益財団法人 伊賀市文化都市協会 山下章光常務理事兼事務局長の主催側挨拶で始まり、

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部構成のカフェが予定通り6時から始まりました。

 第1部は、武田経営研究所代表の武田秀一氏により「そこを見落とさなければ、貴方のビジネスは稼ぎ続ける!」の基調

講演がありました。開口一番、いきなり商売で一番大切なことは?と来場者に問いかけ、講演を引っ張っていく話術はさす

が。さんまの話で盛り上がった中に商品を売る仕組みのポイントを説明。買手となるお客様の知りたいことを広告やポスタ

ーなどで丁寧に説明することは当たり前。このような情報発信を中小事業者は意外としていないのが課題。できるだけお金

をかけず、すぐにでもできることを考え行動する必要性を力説されました。「3本の矢」の3本目に当たる「民間投資を喚

起する成長戦略」を実りあるものにするには、行政側と市民側が一致した行動をとる必要があります。今求められている地

域活性化の一つのポイントに生かせそうです。

 第2部は、ゆめテクノ伊賀のインキュベーション室に入室あるいは経験のある方々を中心に自社事業の発表が行われまし

た。


○野菜ソムリエコミュニティみえ代表の中澤真規さんは、食べることに新しい時代の到来を紹介。食品の安全・安心は20

ほど前に大きく出てきましたが、その次のステップは『知らないで食べる』から『知って食べる』へ。安全性はもとより糖

濃度や有機酸含量、さらには栄養的な情報の提供がこれからの野菜には必要。それを理解した農業従事者とそのような情報

を消費者に伝える事業者が協同したイノベーションが伊賀から始まりそうです。伊賀には野菜ソムリエ養成講座もあります

ので、関心のある方は彼女へ連絡を。



○(株)三重ペレット燃料の川端鉄夫さんらは、建築業や人材派遣などいろいろな事業をされているなかで、建築廃材を利

用した木質ペレットの製造販売を新たにスタート。
木材を細かい顆粒状まで砕き、それを圧縮して棒状に固めて成形したも

のが木質ペレット。圧縮して棒状にする技術がありますので、竹ペレットや鶏糞ペレットも試験中。間伐材、竹害対策で生

じた竹、畜産廃棄物などをペレットにした商品には夢が多そうです。



○ゆめテクノ伊賀のインキュベーション室にView Letterのバーチャルスタジオを立ち上げました三重の実の笠原きくさん

は、チラシにQRコードを追加し動画配信を可能としました。文字媒体で十分に伝えられなかった商品の特長を情報量が格段

に多い動画で配信する新事業。チラシのほかに、名刺やうちわや包装紙にこの仕組みを組み込むことも可能。


○島ヶ原12代目米農家の松森克太さんの話では、棚田が多く手間と重労働のわりには収益が少ない農業を何とかしようと考

えたのが、「米粉かりんとう」のはじまりとか。今では「米粉パン」もつくり大手スーパーでも販売。米の生産から加工・

販売までを行なう6次産業の認定を受け2012年「百姓工房 伊賀の大地」を開設されました。


  第2部のそれぞれの報告は短い時間でしたが、貴重な事業の体験談が紹介されましたので、第3部の交流会では活発な

意見交換が行われました。8時閉会の予定が9時を回ってしまいました。夜遅くまでご苦労様でした。



武田秀一氏の開口一番の様子


中澤真規氏のプレゼン


川端鉄夫氏のプレゼン  


笠原きく氏のプレゼン
 

松森克太氏のプレゼン 

 
3部の情報交流会
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