三重大学伊賀研究拠点      

2015年11月27日

第4回「IGA地域情報交流カフェ」を開催しました

久松 眞 伊賀研究拠点副所長


 伊賀地域内の創業・起業を志す方々や関係者が56名集まり、1127日(金)午後6時からゆめテクノ伊賀のテクノホールで

第4回「IGA地域情報交流カフェ」が開催されました。ゆめテクノ伊賀の川アIM(インキュベーションマネージャー)の企画

で昨年の917日に第1回目のカフェが始まり45ヶ月毎に開催してきました。公益財団法人伊賀市文化都市協会 常務理事

兼 事務局長の山下章光氏による挨拶で始まり、()三重TLO技術移転部長の杉山早実氏の基調講演、二人の女性起業家の講

演、その後は交流会が行われました。


                           
                         
                           山下常務理事 兼 事務局長による開催の挨拶  

 

 

 第1部は、三重大学産学連携コーディネーターで()三重TLO技術移転部長の杉山早実氏により「新事業!その知財戦略で

大丈夫?」と題した基調講演がありました。三重大学との共同研究の成果に基づいて地震・災害に強い地盤改良技術で特許を

取得された尾鍋組の「エコジオ」を例にし、新商品・新技術の権利をどう確保するか、商標の重要性、本技術を業界で広く活

用していくための契約締結の留意点など、地域の中小企業が世界で仕事を進めて行くための知的戦略を詳しく説明されました。 

 生物資源学研究科の酒井教授(土木工学分野)と共同研究を進めたことにより、学会等で研究成果の報告が頻繁になされた

こと、これによって地域企業の新技術が全国の建築・土木関係者に広く伝わったこと、産学の特許取得で各種プロジェクトの

採択率が向上した結果資金繰りが良くなり開発に拍車がかかったこと、三重TLO技術移転の的確な指導でエコジオ工法のブラ

ンド性が法的に確保されたことなど非常に興味あるお話でした。「エコジオ工法」の詳細な説明資料を見る場合は、三重大学

のホームページ(HP)から社会連携研究センターのHPに進み、そのトップページ右端に上がっている三重大学産学連携認定商品

から入って下さい。



杉山先生の講演風景


講演後参加者からの質問風景
  

2部は二人の女性起業家による創業体験談の講演でした。一人目は、はしもと社会保険労務士事務所の橋本香菜子氏による

「私の創業体験談」でした。橋本氏は社会保険労務士事務所を平成2610月に「ゆめテクノ伊賀インキュベーション室」で開

業されました。開設当初は事務所を知っていただくために名刺を1000枚以上配ったことや、「みえぎんビジネスプランコンテ

スト2014」で優秀プラン賞を受賞したことが効を奏してお客さんが増えたことなど事業成功の鍵を説明されました。現在は職

員を1人雇って営業するまでに成長したこと、「誠実・丁寧・親切」な対応に心がけ、お客さんの職場を活性化させるために

日々奮闘されているなど大変内容のある報告でした。 

 二人目の講演は()貫じん堂の辻村みすづ氏。「主婦から社長へ−起業という働き方−」という演題で熱く話されました。

平成205月伊勢市産業支援センター起業準備支援室で()貫じん堂を開業、3年後に伊勢市内で事務所を設立され現在に至

っています。FSC認証尾鷲ヒノキや三重県内の間伐材を使った重厚感のある「おかげベンチ」の事業が「コミュニティ応援フ

ァンド補助事業」に採択されたほか、内閣府雇用創出事業ビジネスコンペ東海北陸優秀賞の受賞やMIE起業道場優秀プラン認

定を受けるなどアイデア豊富な女性起業家の話でした。主婦業が一段落し以前からやりたかった社長業に新たなスイッチが入

った辻村さんは、先日四日市ドームで開催された「みえリーディング産業展2015」にも出展されています。このような活動力

が起業家には必要と感じました。



 第3部の参加者交流会ではコーヒーとお菓子が用意され和やかな雰囲気で始まりました。演者との情報交流や参加者間での

名刺交換も活発に行われ本カフェは会を増すごとに充実してきました。

 
 

橋本氏の講演風景
 

辻村氏の講演風景 

第3部の参加者交流会の風景

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