三重大学伊賀研究拠点      

2016年5月25日

高大連携(2回目)です -生物資源学部 粟冠研究室

久松 眞     伊賀研究拠点副所長 
加藤 進     社会連携特任教授 
紀平 征希     研究員

       

 

 525日(水)は桜丘学園(伊賀市青山)との高大連携講座の2回目です。メインテーマが水素生産菌ですから、生物

資源学研究科の粟冠和郎教授と粟冠真紀子博士にお願いして、

  ①細菌学の基礎の基礎(教授)

  ②水素生産菌の単離、培養、同定、水素生産の実際(真紀子博士)

  ③研究室見学

という内容で本学210番教室で実施しました。もちろん私(加藤)も講義を受けました。昔は、菌の同定のために、

顕微鏡による形態観察、グラム染色、鞭毛の有無、酸素に対する反応、、、と操作的に分類しましたが、現在では時間が

かかりすぎることから遺伝子解析の採用で大幅にスピードアップがなされております。

やっと、PCR、プライマーやクランプ、16SrRNAなどがわかる

ようになりました。DGGE法(変性剤濃度勾配ゲル電気泳動法

)も解説がなされました。続いて、水素生産菌に特化して、

アプローチの手法を学びました。

この高大連携の目的は、特定のテーマを選択して、桜丘学園バイオクラブ員という共通の認識を持った高校生(一部中学

生)に

       1) “水素生産菌の研究法”を学ぶ機会を提供しつつ、

          2) 三重大学の研究室の一端見学させ、

       3) また院生にGC/TCD等の扱い方法等の解説を聞く

機会を提供することです。若い時期に、将来自分の進むべき方向性に関していろいろの分野を体験することは大切です。

この“試み”では“水素生産菌”をテーマにしてその周辺も含めて情報・体験を提供します。したがって、#1のプログ

ラムでも述べたように、燃料電池(製作・理論)やその実際(家庭のシステム)にも触れて行きます。最終的には、広義

の人材養成も狙った取り組みです。


 終了後、女生徒に印象を聴くと、“研究とはどんな風に行

うのかの一端に触れられた。こんな体験はできないと思う。

バイオクラブに入っていて良かった!三重大の
研究室内部を

見せてもらって感激した!”と満足な表情を浮かべていまし

た。たしかに大勢が参加するOpen Campusとは違った体験・

情報が得られたと思います。
 
 

粟冠真紀子博士に女子生徒はいろいろ質問を廊下でぶつけていました。これも“同性”ということでハードルが低くなっ

たためと考えられます。



水素生産菌が生成したH2ガスをシリンジに採取し、燃料電池に導入するところ
 
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